ワイルドアームズ　アドヴァンスドサード - 十文字矢次郎と愉快な薔薇乙女たち

初の女主人公、「ヴァージニア・マックスウェル」が登場、馬や砂上艇、ロンバルディアなどのビーグルと、ビーグルバトル登場。闘技場復活、はいよるこんとんとテレパスタワーイベント、隠しBOSS、ABYSS再登場、クロスファイアシークエンス導入、ボスによって変わる、数々の戦闘BGM、マリベー＆アナスタシア様登場など、個人的にもっとも「WAらしい」作品です。
キャラは全四人。最初は誰もがジェットを主人公だと思っていました･･･。また、今はもう連載が事実上終わってしまった「ワイルドアームズ花盗人」のキャラ、「ギィ」にそっくりなクライヴ先生登場、シリーズ初、パーティキャラなのにギャグキャラ、どう見ても肉体派なのに魔法系キャラのジェロニモ・・・じゃなくてギャロウズなど、キャラ数は減っても濃さでとてつもないことになった感があります。
今作の最大の特徴は、全員がARM装備という点ですかね。
また、全員マテリアライズできます。
世界的には、滅ぶ手前の世界。なので緑は少ないですし、海はありません。砂海です。
余談ですが、個人的な持論として、WAシリーズは、１→３→２の順番ではないかと思っています。*1
まぁ、それは語ると長くなるし、無理やりな部分もあるので、割愛しますです。

で、今作の敵もやはり個性的。ネタに困らない預言者の方々。さらに、あのアースガルズが敵として登場です。
そして、何よりも、ラスボスがめちゃくちゃ序盤からずっと出てきているという点も重要です。ライバルキャラのジェイナス・カスケード（通称・悪のアシュレー）とその部下二人がラスボスと絡んでるシーンとかありますしね。
で、ジェイナスですが、彼は「悪のアシュレー」という設定で創られたキャラなんです。
その証拠に、見た目は似てるわ、武器はそっくりだわ、技は同じだわ、変身するわ･･･。魚人バージョンは正直吹きました。部下二人の設定や技もネタすぎww
なお、ジェイナスの最期は、あっさりしすぎですが、あれは「悪役の最期は案外あっけないもの」ということで、あっさりらしいです。
そしてもう一つ、ヴァーさん(ヴァージニアの愛称)の前に立ちはだかるのが、「シュレディンガー一家」。ちゃんと「シュレディンガーの猫」を連れてます。
こちらもジェーンを彷彿とさせるマヤ姐さんを筆頭に、濃いメンツです。アフロマジ鬼。何せ１のザックの技使いまくりですからね。あと、マヤのむちゃくちゃな能力で、「エレニアックの魔女っ娘(リルカ姉)」や「格闘家(カノン)」になります。あと、結局普段のマヤは、ジェーンをモデルにしていると思われます。あれも能力の結果だし。

そして･･･今回は、「あの方」も登場です。本当しつこいです。マヤ姉さんがぶちかましたくらいじゃ死なないし。
あとヴァーさんのパパンがカッコヨス。まぁ立体映像だったのにはびっくりしましたが････。

ラスボスはチャプター４にならないとまったくわからないわけですが、彼女は何気に１０連戦するという、シリーズ最長バトルのラスボスです。

また、ＯＰやインターミッションムービーもさらにパワーアップです。
ＯＰはチャプター+αで計五パターン。インターミッションはムービーは変わりませんが歌詞が一番、二番、英語となるので３パターン。ＯＰも、チャプター３以降は歌詞が二番、かつ１６分の１の確立で英語詞になります。
ＯＰでもわかりますが、「マカロニウェスタン」が認知されてきたのも３からかな。

システム面では、最初にあげたように色々増えてます。全員ARM使いというのは、キャラの差別化ができないのではないかと危惧されましたが、ARMの特性を変えることで、ちゃんと差別化できましたし、魔法系キャラもいたことで、杞憂に終わりました。
クロスファイアシークエンスという、キャラが縦横無尽に動き回る演出も３からです。まぁ、あれも色々秘密があったりするんですがね。
ビーグルバトルという、乗り物に乗っての戦闘も特徴的です。陸地では馬、砂海では砂上艇、空ではドラゴンキャリバー(ロンバルディア)です。ロンバルディアも活躍しましたねぇ。２ではロンバルディア以外にグラウスヴァインという核ドラゴンとかいう危なすぎる子もいましたが。

個人的に残念なのは、フォースアビリティの種類と、ガーディアンの少なさですか。「パーソナルスキル」の特性上、ガーディアンの数は仕方なかったかもしれませんが、フォースアビリティはもうちょっとわけて欲しかったかな。

ボスはキャラごとに攻略法があるので毎回探したり、チームと戦うときは、向こうのコンビネーションにも注意しなければいけないなど、戦略の幅もちゃんとありましたね。

なお、１のエンディングは皆一緒、２はバラバラ、３は一緒、４はバラバラなので、５は皆一緒なのではないかと予想です。