ローゼンメイデンオーベルテューレ後編

おk、今日もいってみようか!!
ちなみにMe兄やは直前までメッセで真紅に対する怒りをブチ撒けてました。
前回までのあらすじ。
ジャンクが投げられた。



てなわけで邂逅した不人気とジャンク。
始まってそうそう、真紅のブローチにしゃぶりつく銀ちゃん。
マウントポジションまでとってしまいます。
が、最終回になると肉弾戦を仕掛ける乙女、真紅はすかさず・・・

「この・・・」



「ジャンクが!!」



銀ちゃん逃げて!!



これはまた兄やが怒りそうな仕打ち・・・。
と思ってたら、CM入った瞬間メッセで「辛苦氏ね」というメッセージが・・・!!


しかもこの後・・・・



いやああああああああああ!!!!!!!!!


なんなの銀ちゃんのこの仕打ち・・・。
でも真紅は、ここでやっと銀ちゃんが未完成だと気づくのです・・・。
というわけで一時保護。


まるで借りてきたぬこのようにおとなしい銀ちゃん。サラが話かけてもシカトです。

そんな銀ちゃんに対しサラは、「きんもーっ☆」というじゃありませんか!
おのれようじょ!


そんな銀ちゃんを真紅はどうするのか。
考えた結果、真紅は、

ローザミスティカを持たず、お父様への愛だけで動いてしまった「未完成の水銀燈」はアリスになれない。

ならアリスゲームの存在は知らないほうがいい。

だがお父様に会いたがっている。

上手く誤魔化して、サラの人形として幸せになったほうがいい。

という結論に達し、アリスゲームや他のドールのことは特に話さず、歩くことすらままならない彼女を手助けしようと決意するのです。
真紅はあくまで自分の視点で、銀ちゃんの幸せを考えた。
銀ちゃんはそれを信じた。

一期、二期からは想像できません。
あとどっちが姉かわからない。


というわけで、この時から真紅は銀ちゃんを色々と助けます。
まずは歩行訓練。

そしてときおり見せる弱弱しい表情。


一部の人には「この水銀燈はキモい」、また一部の人には「こういう銀ちゃんもいい・・・」と賛否両論みたいですね^^;


訓練の甲斐あってか、ついに歩くことができた銀ちゃん!


銀ちゃん「お父様は私に微笑んでくれるかしら。」

真紅「ええ・・・・」


あんたって人はァーッ!!

いやまぁ、真紅の考えではこう答えるのは当然なんですけどね。


その後も、二人は一緒に生活していきます。
こんなシーンも。

歩くこと以外にも、紅茶の入れ方なども真紅に教わったり・・・。
その時の銀ちゃんの表情・・・


このまま終わればいいんですが・・・そうはいきません。


歩けるようになり、紅茶の入れ方も覚えた銀ちゃん。
そんな銀ちゃんを鞄に寝かせ、再び蒼星石アリスゲームに望む真紅。
銀ちゃんの幸せを祈って・・・。


しかし、銀ちゃんは一人戦いに赴く真紅に気づき、後をおっちゃったからさぁ大変!!


VS蒼い子。
翠ちゃん出せって。


戦いの場になると、優しさを見せていた真紅も一転、前編のときのように嫌味を言ったりする憎たらしい子に。
が、そこに・・・・


「真紅ぅ、何やってるのぉ?」


逃げて銀ちゃん!銀ちゃん逃げて!


銀ちゃんを第一ドールだと知った蒼い子。秋水先輩なみに容赦なくきりつける!!!


あああああああ
あああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!


銀ちゃんがまた真っ二つにぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!


ガシャン!!


なにこの一期最終回・・・。


驚く蒼い子に、真紅が悲しそうに語る・・・。
「この子は未完成品なのよ・・・ローザミスティカを持たない。だけどお父様への愛だけで動いてしまった・・・」


蒼星石だけでなく、銀ちゃん本人も驚く。そりゃそうだ。

お父様に会えると思っていた。真紅はそう言っていた。なのに・・・・。


全ての希望が一瞬で打ち砕かれ、告げられる死の宣告。

  • 「あなたはもう死んでしまった・・・」

なんですと!?

ああ・・・・ああ・・・銀ちゃん・・・・

消えゆく銀ちゃんを見て憐れむ真紅・・・。







ここは無意識の海なのか。
「死んでしまった」水銀燈は水の中に沈んでいった。
ここでもう終わりなのか・・・だが、その時!!




ローゼン降臨!!


お父様が登場し、銀ちゃんにローザミスティカを与えたのです。そして優しく抱きしめる・・・。
お父様・・・あんたって人はァーッ!!


あとエンジュ先生と区別つきません。



銀ちゃんの死により戦意喪失したのか、真紅はサラとの契約を破棄。
翠ちゃん・蒼星石も疲弊しきったマスターを心配し、契約破棄。
やっぱり翠ちゃんは優しい子・・・。蒼い子はちょっと名残惜しそうだったけど・・・。


nのフィールドに真紅が入ると、そこは朽ち果てた街が広がっていた。
廃墟には壊れた人形の残骸。


真紅が不思議に思っていると、自分を呼ぶ声。振り向くとそこには・・・・





水銀燈推参!!


ローザミスティカを手に入れた銀ちゃん復活!!
が、真紅は喜ぶよりも、なぜ未完成だったあなたが・・・という。


銀ちゃんは、怒った。とっても怒った。
自分を騙し、お父様に会わそうとしなかった真紅に対して、怒った。



しぃ




くぅぅぅ!!!


みんなの知ってる銀ちゃんキター!!
真紅の弁解も聞かず、怒り狂う銀ちゃん。
どのみち真紅の言い分は、銀ちゃんから見れば自分勝手なもの以外のなにものでもないので、聞いても無駄なんでしょうが・・・。


黒い羽が生え、顔つきも変わり、しわも出た銀ちゃん。みんなの知ってる銀ちゃんです。


力を得た銀ちゃんは、真紅を圧倒。
真紅のブローチを奪います。



やっちまった!

真紅がお父様にもらった、大事なブローチ。
真紅にとっての大切な宝物・・・。
これがきっかけで、二人の間に生じた亀裂は、深い溝となるのです。


「うう・・・・」

「・・・・・・・・・」


「・・・ジャンクの・・・・くせに・・・・・・!!」




!?


これの瞬間に、二人が和解することは不可能となったのです。



ブローチを砕かれ怒り狂う真紅。
ジャンク呼ばわりされ怒り狂うジャンク銀ちゃん。


お互い本気の戦いが始まる・・・・と思ったらラプラス登場。
真紅・双子が契約解除した今、この時代でのアリスゲームは終了したと告げます。


そういえば、自ら契約破棄するとアリスになる資格を失うんじゃなかったっけ?あの設定はどこに?アニメではなかったっけかな?
無理やり解釈するなら、「その時代でアリスになる資格を失う」ということでしょうか。


ひとまずその疑問はおいといて・・・・
こうして、蒼い子から真紅がブローチを嫌がる理由を教えてもらったJUMくんは、おとなしく今までどおり薔薇をつけてあげるのでした。
そして、銀ちゃん。
教会の十字架の上で一人たたずむ・・・。
そこへ飛んで来るメイメイ。



ローゼンメイデン・オーベルテューレ 完!!



え?


終わり方・・・微妙と思ったのはボクだけですかね?



そんなわけで二夜に渡って放映された、ローゼンメイデン・オーベルテューレはこれにて幕です。
「真紅と水銀燈の対立したワケを描きたい」という言葉のとおりの内容ではありましたが・・・


いかんせん主人公・真紅が悪役になりすぎ、銀ちゃんが可哀相すぎじゃないでしょうか。
蒼い子は原作っぽいし。


翠ちゃんは優しくて可愛いからおっけーおっけー!


ただ、この話があると、トロイメント最終回で銀ちゃんが真紅を庇ったのも納得はできますね。
つまるところ、自分を常に上に見ていた真紅が、未完成の銀ちゃんを下に見て、勝手に銀ちゃんの幸せを考えて行動した。
彼女はそれがいいと判断しているから悪いとは思っていないわけです。
一方銀ちゃんは、真紅を信じ、お父様に会えると信じていたのに、実際は会えないこと、自分は未完成なこと、そして真紅はそれを知って黙っていたことが原因でうらんでいるわけです。ブローチからもわかるように、自分には注がれなかったお父様の愛を受けている真紅を嫉む心もあったわけですし。


もし真紅が、蒼星石の言うとおり「本当のこと」を言っていたら違う未来があったのか?
それはわかりません。
ですが、一方が自分だけで考えて行動し、一方は話を聞かなかったために仲たがいしてしまったのは事実ではないでしょうか。
もっとも、明らかに銀ちゃんに比重が置かれているので、真紅が悪者に見えてしまいますけどね。銀コミュとかでは真紅・蒼星石は悪者にされてますが、ローゼンコミュみたいにキャラだけでなく客観的に見れば、そう捉えることも可能かな、と思います。


ただ、矛盾点・疑問点が残りますねぇ・・・。
どうやらJUMの前のマスターの時代ということですが、真紅が知らないはずの金糸雀を知ってたり、銀ちゃんに実際に会ってないはずの翠ちゃんが銀ちゃん知ってたり・・・。ヒナさんも知らないはずだよなぁ・・・。
一期で回想してた、薔薇乙女が集まってお茶をしてたのもあれはいつの話なんだろう?
カナ・銀ちゃんはいなかったけど、すくなくとも真紅・ヒナさん・蒼い子・翠ちゃんは一緒に仲良く過ごした時間があったわけだよね・・・。
あと蒼い子はなんで原作っぽかったのにおじじのときにあそこまで丸くなってしまったのか。
現代とオーベルテューレの間にいくつか他のマスターの時代があれば納得はいくんだけど・・・。


今回の話は、銀ちゃん派にしてみればおおむね満足している印象を受けますが(その代わり真紅派の風当たりがきついんですけど)、この話が登場したことにより、アニメの方の話がおかしくなってませんか?
二期に桃種先生が監修して軌道修正されたのに、これで結局めちゃくちゃじゃないですか?


うーん、やはり原作をちゃんと読んでないっぽい監督と脚本のコンビを変えないとダメな気がする。トロイメントの頃から言ってますけどね。
ローゼンも行動に一貫性というか、結局アリスを求めているというわりには行動がよくわかりません。
銀ちゃん未完成にしたのは、薔薇乙女同士が戦うことを拒んだとき、無理やりにでも戦わせるため、一人絶対にアリスゲームを遂行するようなドールが必要だったんでしょうかね。
だから未完成にして愛情に飢えさせ、飢えに飢えたところでローザミスティカを与える・・・。
ただ、そうだとしても、トロイメントの「アリスゲーム以外の方法でアリスをめざせ」発言とかわけわかりません。


また、アニメの雪華綺晶の存在理由も不明ですが、原作どおりだとしたら、彼女がアリス候補で他のドールを倒す、いわば遂行役も兼ねているはずですし・・・。


三期をやって上手くまとめたほうがいいのか、それともこれ以上わけわからなくなる前にスパッとやめておいたほうがいいのか・・・。
どっちがいいんでしょうかね?


自分は個人的に翠ちゃん見たいんでやってほしいですけど・・・。


うーん、考えれば考えるほどしっくりしませんね・・・・。

  • だからやじろーは、考えることをやめた。

とりあえず一ついえるのは、ボクはローゼンメイデンが大好きだ!ということだけです。


以上!!



ちなみに「ローゼンメイデン・オーベルテューレ」のDVDは2月21日発売ですよ!買いましょう!


おまけ

はぁ、翠ちゃんマジ可愛い・・・。